目次
南部の緊急事態制限を解除
イスラエル南部に発令されていた緊急事態制限が、10月28日(火)に期限を迎えるにあたって、カッツ国防相は、これを延長せず、解除すると発表した。
この制限は、全国に発令されていたが、今は南部だけになっていた。具体的には、集会人数の制限などである。イスラエル南部住民は、2年以上ぶりに、通常の生活に戻ることになる。
ガザ情勢はまだ続いているが、国境周辺には広範囲にイスラエル軍が駐留して守っていることや、ハマスがかなり弱体化しているなどからの判断である。
急ピッチで進む南部復興
緊急事態制限が解除になるイスラエル南部だが、被災した地域の活性化に向けた、計画が急ピッチで進んでいる。
イスラエル首相府には、2023年のハマス襲撃の後、その地域の再生を担当するトゥクマ総局が立ち上げられた。ガザ周囲の被災したキブツはじめ、スデロット、アシュケロン、ネゲブ地方など45の地域の再生を目指す。
2033年までに、住民を12万人まで増やす目標で、復興のみならず、更なる発展もビジョンに進められているプロジェクトである。
