人質を解放と停戦の交渉は、また座礁に乗り上げたが、その後また、カタールのドーハで再開され、1日日目が終わったところである。イスラエル代表と、ハマス代表が今、ドーハにいる。
一方、ガザからは、スデロットやキブツ・ニール・アム、キブツ・べエリなど、イスラエル南部に向けて、8日続けてロケット弾が発射されている。昨日1月3日(金)は、上空を飛ぶイスラエル軍のヘリコプターへの攻撃もあった。
イエメンのフーシ派のミサイルもあり、昨日はエルサレム全体を含め、一部西岸地区でもサイレンが鳴った。幸い、どれも、迎撃に成功し、破片による被害も報告されていない。
一方、イスラエル軍は、3日(金)、人道支援地域へ移動するように指示するとともに、ガザ全域40か所を空爆した。
攻撃目標地点は、シンベトなど諜報機関からハマス戦闘員が集まっていると知らされた地点だが、学校や病院、モスクなどの民間施設が少なくない。
以下は、イスラエル軍が発表した映像で、ガザ北部ジャバリヤの学校にハマスが立てこもっていた証拠映像である。学校とみられる校舎に多数の銃火器がある。子供の寝室に対戦車砲を見つけたというケースもあった。
しかし、こうなると、民間人にも被害が避けられなくなっているとみられ、アルアクサ病院スタッフによると、この前日からの24時間で、子供を含む少なくとも56人が死亡した。
しかし、海外メディアによると、死者は、ガザ全体で、100人を超えると報じている。なお、ハマスはこれまでに、戦闘員と民間人含めて4万5000人が死亡したと主張している。
こうした中、イスラエル軍COGATは、ガザ南部ケレン・ショムロン検問所から3日(木)、ハンユニスのナセル病院に、1200ユニットの血液と、3000ユニットの血漿を搬送した。