4月13日(土)、アメリカとイランは、イランの核兵器問題について、オマーンを仲介に、オマーンの首都、マスカットにおいて、約2時間、間接的に話し合いを行った。
その後で、ウィトコフ中東特使は、イランのアラグチ外相と会談を行った。当初、数分と報じられたが、実際は45分だったとTimes of Israelが伝えている。アメリカとイランの直接の対話は8年ぶりだったとのこと。
ロイター通信によると、地域の緊張緩和、人質交換、イランの核開発に関する内容で合意した場合、経済制裁を緩和するという流れであったという。
アメリカは、「非常に前向きで建設的だった」と、満足を表明しており、4月19日(土)、今度はローマで2回目の交渉を行うと伝えられている。仲介はオマーンであることには変わりはないとのこと。
イスラエルは、イランが核保有国にならないことを原則としている。合意に至る場合は、その施設を将来にわたって利用不可になるまで破壊することで合意するということである。そうでない場合は、軍事的に破壊する。この方針にトランプ大統領は合意しているとの理解である。
しかし、トランプ大統領はいつどのように気を変えるかわからない。イスラエルでは、今、アメリカが、イランと、妥協した形での外交的な解決で満足するのではないかとの懸念が広がっている。
www.timesofisrael.com/trump-envoy-and-iranian-fm-meet-after-first-round-of-nuclear-talks-in-oman/