エルサレムの嘆きの壁広場では、12月14日(日)日没から、多くの市民が集まる中、ハヌカの1本目の点灯式が行われた。油で揚げたスフガニヨットを配る様子もみられる。
このほか、これから1週間の間、町のあちこちには、ハヌカの9本のメノラーが、毎日順番に点灯されていく。エルサレム旧市街のユダヤ地区では、狭い通りに面する家の前に、毎日1本ずつ、ろうそくが灯されていく。ほのぼのした美しい光景である。
さまざまなイベントも行われる。18日(木)には、YMCAからヘブライユニオンカレッジまでの間で音楽行進が行われる。この他にも、ハヌカ・コンサート、ヘルツェルの丘では、建国と合わせたイベントなど、目白押しで行われる。全て、テロから守られるように。
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ネタニヤフ首相とヘルツォグ大統領は、まだ返還されていない遺体の最後の一人、ラン・グヴィリ軍曹の家族とともに、ハヌカの1本目の点灯式を行った。
家族たちは、国家警察アカデミーにおいても、ネタニヤフ首相、警察庁のトップである、ベン・グヴィル国家安全保障相とともに、ハヌカの点灯式に同席していた。
この他、ヘルツォグ大統領夫妻は、生きて戻ってきた人質たちとも点灯式を行った。ザミール参謀総長は、イスラエル北部で行われた、ハヌカ点灯式に出席していた。
世界では、アメリカの各地、ニュージーランド、ハワイ、ドイツのベルリンでも大きなハヌカのキャンドルが設置されている。世界1万5000か所に、公のハヌカのキャンドルが設置される。シドニーもその一つであった。
厳しい治安状況の中、かつて主が、イスラエル人たちの独立を導いたことを覚えるハヌカである。希望はなかなか見えにくいが、聖書には、主は彼らを見捨てないと書いてある。
どんなどんでん返しがあるのか、希望の光が、イスラエル中に、世界のユダヤ人たちの心に灯るようにと祈る。
順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。(伝道者の書7:14)
