12月18日(木)、エルサレムの超正統派居住地で、駐車違反の車に、警察官2人が、違反切符を出していたところ、超正統派2人が乗っていた車に遭遇した。
駐車違反切符を渡そうとしたところ、その2人が、兵役拒否対象者であったことがわかった。そのため、2人を連行しようとした。
すると、その超正統派2人が、警察官を蹴るなどの暴力に出て、地域から出ていくよう訴え、戻ってきたら殺すとまで言ったという。
この様子を見て助けに入った警察官が、暴力を振るった超正統派を逮捕しようとしたところ、周辺住民の怒りが爆発し、数百人の超正統派が、集まってきた。
עשרות מפגינים חרדים מקיפים ניידת משטרה, שלטענתם ניסתה לעצור שלושה עריקים בירושלים@daniel_grovais pic.twitter.com/yhc9HBlS68
— גלצ (@GLZRadio) December 18, 2025
群衆は、逮捕するなと訴えていたが、まもなく暴動へと発展していった。興奮した暴徒は、投石し、パトカーをひっくり返す事態となった。
このため、警察は、催涙ガスや、威嚇用の閃光手榴弾まで使う騒ぎとなった。
この暴動で、警察官13人が負傷。5人が病院に搬送された。
また、この暴動の後、イスラエル軍の訓練生たちとその指揮官が乗ったバスが通りかかると、暴徒らが、これを取り囲んだため、一時、停止を余儀なくされた。
この騒ぎは、夜まで続き、路上でデモを続けたため、警察が8人を公務執行妨害で逮捕した。
www.jpost.com/israel-news/politics-and-diplomacy/article-880679
*超正統派ユダヤ教徒の兵役義務
超正統派ユダヤ教徒は、これまで、兵役の義務は免除とされてきた。しかし、世俗派男性ばかりが兵役で命を奪われ、負傷した人は2万人を超えている。PTSDを患い、兵役につけなくなった人も多く、軍は今人手不足である。
こうした中、超正統派の兵役義務を見直す動きがあり、現在は、超正統派男性(14-24歳)のうち、8万人は、少なくとも2年間、兵役の義務があるとされている。しかし、これに応じた人はごくわずかである。
なお、超正統派でも、自分の意志で、進んで従軍する人もいる。その人々は、軍で活躍している。
石のひとりごと
オーストラリアでは、ユダヤ人というだけで、10歳から78歳の様々な人々が殺された。
反ユダヤ主義者にとっては、ユダヤ人だというだけで、それ以上の区別はない。ユダヤ人どうしで争っている場合では、全然ないのだが、残念ながら、こういう光景は、今回が初めてではない。
大人同士、しかもユダヤ人同士の喧嘩は、本当に見るに堪えない。主のあわれみを祈る。
