エルサレムの無認可保育園で事故:超正統派の乳幼児2人死亡の悲劇 2026.1.20

(Photo: United Hatzalah)
(Photo: Gil Yochanan)

1月19日(月)、エルサレムの超正統派ユダヤ教徒たちが多数住んでいるロメマ地区で、無認可の保育園から、乳幼児53人が、病院に救急搬送され、2人が死亡した。

保育園とはいえ、複数の普通のアパートの部屋に分散して運営している状況である。

救急隊が到着したとき、そこで見たのは、ベビーカー、トイレの下やクローゼットなど、ありとあらゆるところに赤ちゃんたちが転がっていたという。

子供たちは、暖房システムの故障で、暑くなりすぎた部屋で、脱水になった可能性が考えられているが、まだ調査中である。

警察は、そこで働いていた3人を、業務上過失致死の疑いで逮捕した。

(Photo: Shalev Shalom)

死亡した2人は、4ヶ月のリア・ゴロヴェンツィッツちゃん(写真)と、6ヶ月のアーロン・カッツちゃん。MDA(救急隊)が到着した時点で、2人はすでに危篤状態だったとのこと。

救急隊が救出する中、母親たちは子供を探してパニックだったという。

この保育園が、無認可で経営していたことから、児童国家評議会は、教育省と警察の重大な過失だと訴えている。

警察は、死因の確認のため死亡した子供たちの解剖を要請したが、一人の親は受け入れたが、一人は受け入れなかった。

www.timesofisrael.com/2-babies-die-in-incident-at-unlicensed-jerusalem-daycare-3-caregivers-detained/

超正統派によると、死者には敬意を払わなければならないとされている。無認可のミスに加えて、警察がこのような要請を出したことからも、怒りが爆発した。

エルサレムと、ベイトシェシュでは、超正統派たち数百人が道路を封鎖し、バスと止め、火をつけるなど暴力的な怒りのデモを行い、警察と衝突した。

www.jpost.com/israel-news/article-883905

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。