目次
パームサンデーのエルサレム
エルサレムでは、2日、9日の復活祭を前にしたパームサンデーであった。イエス・キリストが十字架にかかる1週間前に、子ろばにのって、エルサレム入りした際、住民たちが、やしの枝をふって迎えたことからパームサンデーと言う。
世界中から集まってきたキリスト教徒(カトリックやプロテスタント)は、オリーブ山からエルサレム旧市街まで、「ハレルヤ」などと賛美しながら歩いて行った。この後、7日が十字架を記念するグッドフライデー、9日が復活祭と続く。東方正教会系は1週間後に、これらの記念日を祝う。
www.ynetnews.com/article/rkdjcnpwh
エルサレムの様子(長時間)
イエスキリストの十字架刑は、当時の過越の祭りの時に起きたことであった。今年の過越しは、5日木曜日からはじまるので、ほぼ重なったといえる。
ラマダン中のイスラム教徒と緊張:イスラエル警察との衝突でストも
その同じエルサレムでは、先週からイスラム教のラマダンにも入っている。3月31日は、ラマダンに入って2回目の金曜の祈りの日であった。先週の金曜日に続いて、今週金曜も10万人を超えるイスラム教徒が、ハラム・アッシャリフ(神殿の丘)に入って、祈りを捧げた。
エルサレム神殿の丘入り口でアラブ人射殺の論争
現在、西岸地区では、イスラエル軍とパレスチナ人との衝突が続いている。
このため、西岸地区やガザ地区からのエルサレムへの入場は、厳しく制限されている。神殿の丘にく来るイスラム教徒の多くはイスラエルに住むアラブ人たちである。
しかし、1日早朝、エルサレム旧市街の神殿の丘に続くチェーンゲートで、アラブ人が、警備に立っていた警察官の銃つかんで2回発砲し、逆に警察官に射殺されるという事件が派生した。
射殺されたのは、モハンマド・エラシビィ(26)。しかし、モハンマドは、将来に夢があった医学生であり、こんな事件をするはずはないとみられる男性であった。
このため、アラブ人たちが、モハンマドは、神殿の丘に祈りに行っていただけだったとして、ア無罪を主張している。
何があったかを証明する映像はないと警察は言っているが、現場にはカメラがあちこちに設置されていることから、アラブ人たちは、隠蔽しいると主張する。アラブ人たちは、2日、学校など公共サービスなど広範囲のストを決行した。