月曜午後、エルサレム南部・東タルピヨットのヘブロン通りからモシェ・バラム通り付近で、エゲッドの路線バス(公共交通機関)12番と、回送バス、乗用車1台を巻き込む爆発・炎上事件が発生。これまでに21人が負傷。2人が重傷(一人は瀕死の重傷)となっている。
警察は当初、テロによるものか、事故によるものか調査中と伝えていたが、午後8時すぎ、事件が爆弾テロであると認めた。
目撃者によると、大きな爆発の後、バス2台と乗用車1台が激しく炎上したという。幸い、負傷者を含む乗客はすべてバスの外に出ており、消防が消火を完了した時、全焼したバスと乗用車の中にはだれもいなかった。
エルサレム市当局によると、爆発したのは、回送中で乗客を乗せていなかったバスの後部で、爆発の後、付近にいたバス12番と乗用車が巻きこまれたとみられる。現在、しかけられた爆弾か、自爆テロによるものかの調査が進められている。
アルーツ7(地元メディア)によると、負傷者を受け入れた病院の医師は、搬送されてきた患者の体に、釘やねじが刺さっているという。
2000年代の第二次インティファーダでは、多数のレストランやバスが自爆テロにより爆破されたが、その時の爆弾には、釘やねじなどがしこまれ、爆発と同時にそれらが飛び散って、より多くの人間を殺傷する仕組みになっていた。
なお、バス12番は、東タルピヨット(アルモン・ハナチーブ)から、人気スーパー・ラミレビやハダッサ・ヘブライ大学病院、BFPのフードバンクにも続く市民の足である。筆者もラミレビや教会に行くのに利用している。
*現在進行中のニュース(現地月曜午後9時)。事情が明らかになり次第お知らせする。(負傷者の数がまだ上昇中)
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