2日、エジプトでムルシ大統領が選出されてから、1ヶ月。ようやく大臣35人からなる新内閣が発足した。対立が懸念されていたエジプト軍のタンタウィ長官は国防相に就任。経済相を含む7人が前暫定政権からそのまま留任している。
ムスリム同胞団には5つの大臣職が割り当てられた。女性は2人で、一人はキリスト教徒。注目されていた首相にはイスラム主義者のカンディル氏。
カンディル氏には、政治経験があまりないことと、イスラム主義者であるころから、世俗派には不評だったが、ムルシ大統領は、能力を見て指名したと主張する。