エジプトの騒乱、その後 2012.12.7

エジプトではムルシ大統領が、強行的に進めている憲法案をめぐって、反ムルシ派が大統領府周辺で大規模なデモを展開。これまでの騒乱で、7人が死亡(6人はムスリム同胞団関係者)した。警察は昨夜から戦車を出動させ、沈静化をはかっている。

ムルシ大統領は、テレビを通じて、「8日(土曜)に反対勢力との話し合いに応じる。大統領の最高権力は、15日の国民投票の結果がでたらすぐに解除する」と発表した。

しかし、反対派らは、起草されている憲法案の破棄を条件としており、話し合いに応じる気配はない。反ムルシ勢力は7日、イスラムの礼拝後に、再び大規模デモを計画している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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