ハマスとイスラエルの代表団が交渉を行っていた、エジプトのシナイ半島先端のリゾート地シャルム・エル・シェイクでは、13日(月)、ガザでの紛争の終結に向けて、国際平和サミットが開催される。
サミットの目標は、ガザでの戦争終結、中東における平和と安定の継続、そして新たな治安維持の時代への移行であり、トランプ大統領の中東における平和構想にとどまらず、世界平和のビジョンをも反映するものとされている。
主催者はアメリカのトランプ大統領と、開催国エジプトのシシ大統領。参加国は、カタール、ヨルダン、トルコ、サウジアラビア、UAE、インドネシア、パキスタンの他、イギリス、フランス、イタリア、スペインの首脳はじめ20か国代表、グテーレス国連事務総長も参加を表明している。
イスラエルは、この日に人質交換が予定されているため、出席しない。ハマスもこれには関与しないと発表している。
中東の平和に関する会議は、以前にフランスのマクロン大統領が、パレスチナ国家承認に向けて開催を呼びかけていた。しかし、アメリカとイスラエルが反対して開催できなかった。
今、トランプ大統領が発起人となって、それが開催されることになったということである。トランプ大統領は、パレスチナ国家承認を認めていないので、それ以外の何か新しい国際秩序になる可能性もある。
なお、トランプ大統領は、13日(月)、朝9時半(日本時間午後3時半)、イスラエルに到着し、空港で短い歓迎式典の後、エルサレムのクネセット(国会)での演説と解放された人質と面会する予定。
13時には再び、イスラエルを出て、シャルム・エル・シェイクに向かう予定となっている。イスラエルには、わずか4時間の滞在予定である。
石のひとりごと
これは予想した以上の大きな国際会議になりそうである。主の支配の中で、世界で孤立を極めていたイスラエルにとって、どんでん返しになるだろうか。ロシアと中国はどう出るのか。目が離せない状況である。
