昨日、ムルシ大統領がハマスとの関連でエジプト軍に逮捕されて後、ムルシ大統領支持のムスリム同胞団支持派と、エジプト軍支持の世俗派が、どちらも超大群衆となって、カイロ市内を埋めつくしている。
懸念されたとおり、昨夜から今日にかけて、両者の間で暴力的な衝突が発生。エジプト軍が、座り込みデモをしている親ムルシ派に対し、実弾を使用したため、少なくとも100人は死亡。負傷者も1500人を超え、カイロ市内の病院はてんてこまいである。
ただし、死者の数については、ムスリム同胞団、アルジャジーラは220人と主張。エジプト軍は38人と言っている。上記の”100人以上”はBBCがカイロ市内の病院の医師から聞いた数である。
ムスリム同胞団は、内戦になると警告しており、エジプト情勢が厳しい状況になりつつある。なお、イスラエルに隣接するシナイ半島からの報告は今のところない。