20日、ウクライナのポロシェンコ大統領が、東ウクライナの親ロシア派に対して、武装解除するか、出て行くかという最後通告的な停戦案を出した。ポロシェンコ大統領の停戦案は以下の通り。
ウクライナは、次の2点が実施されたら、親ロシア派への攻撃を停止する。①親ロシア派の武装解除(期限は、21日から数えて1週間) ②ロシアとウクライナの間10kmを緩衝地帯とする。
しかし、親ロシア派は、これを受け入れず、ウクライナ軍との軍事衝突は続いていた。親ロシア派陣営には、さらにロシアの戦車やロシアから来た戦闘員などが確認されていた。
ロシアのプーチン大統領は、この停戦案について、当初は「それは停戦ではなく最後通告だ。」と非難していたが、22日になり、「実務的なな対話が行われるならば」との条件で、この停戦案を支持すると表明した。
実際に停戦になるかどうか、注目される。