ウクライナ情勢が急速に悪化している。アメリカは、本日、ロシアからの大規模な攻撃が予想されるとして、キエフの大使館を閉鎖した。その他の国の外交官たちにも緊急警戒が呼びかけられている。
ウクライナでは、17日(日)、オデーサ含む全土で、ロシアのロケット攻撃を受けた。この攻撃での死者数は、子供を含む12人と報告されている。
その後、バイデン大統領が、米製長距離ミサイルATACKMSをロシア領内へ発射することを容認したと報じられたが、ウクライナは、11月19日(火)午前3時過ぎ、ロシアのブリャンスク州にある軍事施設に向けて、アメリカから供与されていた、ATACKMSを6発、発射した。
ロシアは、5発を迎撃し、1発には損傷を与えたと発表。破片が落下して、軍事施設で火災となったが、損害は大きくなく、死傷者も出ていない。
この日、プーチン大統領は、ロシアの各仕様に関する規定を改定したと発表。非核保有国に核保有国が加わって、ロシアに侵略してくる場合、共同攻撃とみなすとし、事実上、核使用の基準を引き下げるとみられる動きに出た。
つまり、ウクライナを支援する核保有国アメリカ、またNATOを、核兵器使用もありうる敵対国とみなす可能性があるということである。ウクライナ情勢が急速に悪化する様相にある。
これと関連があるかどうかは別として、ヒズボラの武器の回収を続けているイスラエル軍は、ロシア製の武器が予想以上にあると報告している。
ヒズボラの背後に、イランとともに、ロシアがいるということである。詳細はまたのちほど。