イラン最高指導者・後継者は息子モジダバ・ハメネイ(56)か:今夜ハメネイ師葬儀予定 2025.3.4

Mojtaba, son of Iranian Supreme Leader Ayatollah Ali Khamenei, center, attends the annual Quds, or Jerusalem Day rally in Tehran, Iran, on May 31, 2019. (AP/Vahid Salemi)

イラン政権体制作り中:ハメネイ師後継者は息子のモジダバ・ハメネイ(56)か

イランとの戦争が始まってから5日目。イランでは、イスラム最高指導者ハメネイ師が死亡した後、イラン国家治安委員会長官のアリ・ラリジャニ氏が中心となって暫定的に国家運営を開始。

www.nytimes.com/video/world/middleeast/100000010746505/iran-government-leader.html?smid=url-share

まもなく、ペゼシュキアン大統領、ゴラムホセイン・モフセニー・エジェイー司法長官、アリーレザー・アッラーフィーイスラム法学者代表からなる暫定指導評議会を立ち上げた。

これとは別に、ハメネイ師の後継者を選出するシーア派イスラム教法学者たち88人からなる専門家会議を設立した。

3月3日(火)、この会議がコムで行われている時、イスラエルが攻撃。出席していた法学者たちが被害を受けたと思われるが、詳細はわかっていない。その後、会議は、オンラインで行われている。

 

その後、イランからは、ハメネイ師の息子である、モジタバ・ハメネイ(56)が有力候補との情報が出ている。

Morteza Nikoubazl/NurPhoto, via Associated Press

モジダバ・ハメネイは、父親のそばで穏健的とみられているが、革命防衛隊と強い関係がある。

もしこの人物が選出された場合は、明らかに、強硬イスラム路線のハメネイ師と同じ政権ということになる。

候補者としてはあと2人出ているが、モジダバ・ハメネイが最も有力と見られている。

イスラエルのカッツ国防相は、だれであれ、後継者は、今後の標的になると語った。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/katz-khameneis-successor-will-be-unequivocal-target-for-elimination/

イランでは本日4日夜、ハメネイ師の葬儀が予定されており、その後、3日間を喪に服す日としている。

イスラエルによるイランへの強力な攻撃の波

A group of men inspect the ruins of a police station struck Monday amid the US-Israeli military campaign in Tehran, Iran, March 3, 2026. (AP Photo/Vahid Salemi)

アメリカとイスラエルは、昨日夜、大規模な攻撃の波を実施した。アメリカによると、すでにイランの2000か所を攻撃したと発表している。

イスラエルは、地下深くにある弾道ミサイル施設を攻撃している。

昨年6月の12日間に及ぶイランとの戦争後、イスラエルには強力な迎撃システムがあるが、一気に大量にミサイルが発射された場合、対処できないということが、イスラエルにもイランにも明らかとなった。

これについて、イスラエルは、アイアン・ビームと呼ばれるレーザーによる迎撃システムを導入。安価で、大量のミサイルにも対処できるようになったと報じられていた。

mtolive.net/アイアン・ビーム実戦配備:戦争のルールが変わ/

一方、イランは、昨年の戦争が終わった時点で、残っている弾道ミサイルは約1000発だった。しかし、その後、1ヶ月に100発で増産し、まもなく2000発になり、そのスピードはエスカレートしていた。

この事実が、イスラエルのイラン攻撃の理由の一つだったとも言われている。昨夜からイスラエルは、特にこれらのミサイル施設を破壊する攻撃を続けていると伝えられている。

石のひとりごと

これほどの攻撃を受けているのに、イラン政権は、ハメネイの後継者選びをする余裕があるというのも驚かされる。政権は、空爆だけでは打倒できないと言われている通りである。

地上で政府を転覆させることができるのは、イラン人たちである。しかし、この政権は非常に強硬で、そう簡単には打倒できないと言われている。アメリカはどこに目標を置いているのかわからないと言われている点である。

イスラエルは、イラン政権を打倒するというよりは、イスラエルにとって脅威がない状態になることが目標になっていると思う。非常に危険な中、地元イラン国内で動いている情報収集をしている人々の働きの導きを祈る。

イランにいるクリスチャンたちはどうしているだろうか。反イラン政権の人々の導きを祈る。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。