イランの核兵器配備に関する情勢が再燃しはじめ、イスラエルが9月、10月にも攻撃するのではといった記事が出回っている。
しかしアメリカのパネッタ国防秘書が先週、イスラエルを訪問。改めて、「アメリカはイランに核を保有させない。」と、アメリカの対イラン政策の確実性を明らかにした。実際、アメリカは先週、イランに対する経済制裁を開始している。
現在、湾岸地域には、アメリカをはじめ、イギリス、フランスも戦艦を配備しており、海空双方からイランの動きを権勢中。西側諸国が対イラン体制を本格的に固めている。
こうした世界情勢から、イランをイスラエルがあえて単独攻撃するよりもむしろ、アメリカに攻撃してもらう方が賢明だと考えるのが自然である。今後ネタニヤフ首相とバラク国防相が、どこまでアメリカを信頼し、どう決断するのか、注目されるところである。