イランの防空システム80%・ミサイル発射地60%破壊:イスラエルと米参謀総長が第二段階の大規模攻撃を示唆 2026.3.6

イスラエルとアメリカは、イランのミサイルの脅威に対する攻撃を続けている。両国の軍司令官は、3月5日(木)の時点で、大きな成果をあげていると発表した。

アメリカは、イラン各地のミサイル発射地などへの大規模な攻撃を続けている。また、アメリカのクーパーCENTCOM司令長官は、イラン軍戦艦類30隻を撃沈したと述べた。

その中には、大型ドローンを発進させることが可能な、第二次世界大戦中レベルの空母も含まれていたとのこと。

クーパーCENTCOM司令長官は、イランのミサイル攻撃は、90%減少、ドローン攻撃は83%減少したと報告した。

一方、イスラエル軍は、これまでに、首都テヘランとその周辺への攻撃で、約200発の爆弾を、ミサイル発射地など約40か所に投下している。

イスラエルとイランは1500キロ離れているが、空中給油を550回行うことで、数百機の戦闘機が、イランまで往復できていた。

IDF Chief of Staff Lt. Gen. Eyal Zamir speaks in a video statement, March 5, 2026. (Israel Defense Forces)

IDFのザミール参謀総長によると、これまでに、イランの防空システム80%を破壊し、ミサイル発射地60%を破壊したと報告した。

しかし、ザミール参謀総長は、まだすべての脅威がなくなったわけではないと強調した。

アメリカとイスラエルは、次の段階として、イランの地下深い所にあるミサイルやドローン施設を破壊していくとしている。

A B-2 bomber arrives at Whiteman Air Force Base in Missouri, June 22, 2025. (AP Photo/David Smith)

アメリカはすでに、B2爆撃機が2000ポンド(907キログラム)の重い爆弾を投下して、イランの地下にある施設の破壊を進めていると報告した。

メディアの間で、アメリカが十分な爆弾を持っていないとの懸念が広がったことについて、ヘグセス米国防長官は、明確に否定。今後、イランへの攻撃は、さらに大きくなるだろうと語った。

www.timesofisrael.com/us-israel-say-iran-missile-fire-down-most-launchers-taken-out-as-offensive-ramps-up/

なお、報告によると、イランはこれまでに弾道ミサイル500発以上、ドローンは2000発以上発射している。このうち、40%がイスラエルを標的としたもので、60%が湾岸諸国のアメリカ関連施設となっている。

イランとの戦争が始まってからの死者は、イラン人1230人。イスラエル人は10人、アメリカ人6人、湾岸諸国など中東諸国でも数人の死者が出ている。

イスラエルでは、戦争が始まってから負傷して病院に搬送された人は1619人。このうち今も病院にいるのは87人とのこと。

www.jpost.com/israel-news/defense-news/article-889036

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。