イランの弾道ミサイル30発:ベエルシェバのソロカ医療センター直撃 2025.6.19

Beersheba's Soroka Medical Center, June 19, 2025 (Emanuel Fabian/Times of Israel)

イスラエルがイランへの攻撃を開始してから、7日目に突入した。イスラエルは手を緩めることなく、テヘランを中心にイランへの攻撃を続けている。

こうした中、6月19日午前7時15分(日本時間13:15)、テルアビブからハイファにかけての広範囲地域と、南部ベエルシェバ周辺でサイレンが鳴り続けた。

弾道ミサイル30発が、イスラエルに到達したもようである。

このうち1発はベエルシェバの病院を直撃。数十人が負傷。6人は重傷とのこと。

この他にもテルアビブ、ラマットガン、ホロンに着弾している。

 

以下は、ソローカ医療センターの様子

以下はテルアビブ・ヤッフォの様子

Smoke rises from a building of the Soroka hospital complex in Beersheba after it was hit by a missile fired from Iran, June 19, 2025. (AP Photo/Leo Correa)

ベエルシェバは、ユダヤ人とパレスチナ人、べドゥインも共存する多様性が特徴の町である。

この病院には、ガザの病院と違い、軍の施設はいっさいない。ブソ保健相は、イランのテロ行為だと非難している。

カッツ国防相は、イランの最高指導者ハメネイ師の暗殺にも言及した。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/herzog-hospital-hit-by-iranian-ballistic-missile-cares-for-israelis-of-all-faiths-and-our-neighbors-the-palestinians/

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*イスラエルの迎撃ミサイルシステム:アローとアイアンドーム

イランから長距離でくるミサイルは、ハマスからのロケット弾の迎撃で活躍するアイアンドームでは迎撃しきれないとのこと。

長距離分に対して使われるのはアロー迎撃ミサイルである。アローが迎撃し損ねたものをなんどかアイアンドームでカバーしているのである。

これらは優秀ではあるが、50-100発が一気に飛んできた場合。100%カバーすることはできないとのこと。

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石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。