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イランのアラグチ外相がトルコでOICと会談:アラブ57カ国がイスラエルのイラン攻撃を非難
イランのアラグチ外相は、アメリカがイランを攻撃する直前の6月20日(日)から、トルコの首都、イスタンブールで、2日間、行われたOIC(The Organization of Islamic Cooperationイスラム協力機構)に出席していた。
この会合には加盟国57か国の外相たちが出席しており、「イスラエルの侵略」を非難し、イスラエルの攻撃を停止して、緊張を緩和しなければならないと共同声明を出していた。
その夜、アメリカがイランを攻撃すると、OICは、緊張緩和の取り組みのため、閣僚級連絡グループを設置すると発表している。
OIC加盟国:エジプト、ヨルダン、レバノン、サウジアラビア、UAE、オマーン、トルコ、シリアなどイスラエル周辺の湾岸諸国、アフリカ諸国などイスラムが主要な国はすべて加盟している。
ロシアはオブザーバーに名を連ねている。
イランのアラグチ外相がプーチン大統領と会談へ
OICの後、本日23日(月)、イランのアラグチ外相は、モスクワでプーチン大統領と会談する。
イランは、ロシアと近年深い関係にあり、ウクライナを攻撃するロシアに、ドローンの供給を行なっている。今年1月17日には、イランのペゼシュキアン大統領がモスクワを訪問し、プーチン大統領と共に、包括的戦略パートナーシップの覚書に署名したところだった。
ところが、イスラエルから、今はアメリカからの攻撃も受けているイランに、ロシアは知らん顔をしている。これについて、プーチン大統領は、イスラエルには、200万人近いロシア語を話す、旧ソ連、またロシア人(ユダヤ人)がいると述べ、そのためにイスラエルを攻撃するわけにはいかないと言ったとのこと。
プーチン大統領は、イランともイスラエルとも関係があり、双方から話を聞いているとして、仲介を申し出ていたが、トランプ大統領はこれを断ったと伝えられていた。
しかし、OICのオブザーバーでもあり、今回、アラグチ外相とどんな話になるのか注目される。
www.timesofisrael.com/putin-peace-offers-shared-with-israel-and-iran-moscow-hasnt-abandoned-tehran/
