イランとヒズボラの動き 2013.2.11

ワシントン・ポストによると、アサド大統領が没落した場合に備え、イランとヒズボラが、シリア国内に5万人規模の武装組織を準備中であるという(オバマ政権関係者談)。

イランにとってシリアは、地域での戦略上、失い得ない場所である。できるだけアサド大統領が持ちこたえられるように支援するとともに、万が一、アサド政権没落後も支配力を維持するのがねらいと見られる。

<ヒズボラが南レバノンを戦争地帯として整備中か>

Yネットニュースによると、ヒズボラは、イスラエルとの国境に近い南レバノン地帯に、地雷を埋めたり、ミサイルなどの武器を一般レバノン人家庭に移動させているという。

貧しいシーア派イスラム教徒の家庭に対し、安い家賃で家を貸すか売る代わりに、一つ以上のロケット弾発射の基盤を家の中に据えさせているというもの。すでに180軒ほどが武器の設置された家屋になっていると報告している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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