イランとイスラエル 2013.10.11

イランのロハニ大統領は、穏健ムードをアピールしながら、核開発を継続したままで、国際社会との関係回復を目指している。結局、イランのスタンスは全く変わっていないのだが、国際社会は、イランへの経済制裁を緩和する・・?流れになりつつある。

<イスラエルがイラン攻撃能力を示唆>

ネタニヤフ首相は、「世界はだまされてはならない。」とただ1人警告し続けている。イスラエルは単独でもいざとなればイランを攻撃すると言っている。

これをアピールするかのごとく、イスラエル軍は昨日、戦闘機への空中給油の訓練を行った。途中で空中給油ができれば、イスラエルの戦闘機がイランまで行って帰ってくることができる。

訓練は、イスラエルはイランを攻撃する能力があると言っているようなものである。

<イランは反シオニスト会議をキャンセル>

一方、イランのロハニ大統領は、前アフマディネジャド大統領の時に始まった毎年恒例の反シオニスト会議をキャンセルすると発表した。

穏健なイランに対し、好戦的なイスラエルというイメージになっている。ネタニヤフ首相に知恵と正しい判断が与えられるようにとりなしが必要である。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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