<イランの攻撃で湾岸諸国のエネルギー施設が次々操業停止>
イスラエルとアメリカの攻撃を受けるイランは、湾岸署国の石油施設への攻撃を始めた。
イランは、イスラエルとアメリカの攻撃への反撃として、イスラエルだけでなく、湾岸諸国への攻撃、特にそのエネルギー施設への攻撃をエスカレートさせている。
3月2日(月)、カタールのエネルギー施設をイランのドローンが攻撃。カタールは、LNGとその関連製品の生産を停止した。カタールは世界が消費するLNGの20%を供給していた。
サウジアラビアでは、世界最大の石油会社アラムコのタムラ製油所がドローン攻撃を受け、操業を停止した。なお、これがすべてではない。
<イランがホルムズ海峡閉鎖を宣言>
イランと湾岸諸国の間にあるホルムズ海峡は、イラン、イラク、クェート、カタール、サウジアラビア、UAEなどからの石油や天然ガスなどが運び出される経路である。
通過する船は1ヶ月に3000隻。これは、世界の原油と天然ガスを運搬する船の20%にあたる。石油は換算すると、毎日2000万バレルが通過している。
このホルムズ海峡が、イランでの戦争が始まって以来、民間船籍やタンカーが通過を控えるようになっている。実際、これまでに少なくとも3隻のタンカーなどが攻撃を受けた。
こうしたことから、ホルムズ海峡は事実上閉鎖状態と言われていたが、3月3日(火)、イランが、「ホルムズ海峡を通過する船には、発砲する」と述べ、正式に閉鎖を宣言した形となった。
BBCによると、世界の原油価格は、イランが閉鎖を宣言する前から、すでに10%の値上がりとなっていた。これにより、0.4%のインフレを世界にもたらす可能性があるという。
ホルムズ海峡の閉鎖で大きな影響を受けるのは、日本を含むアジア諸国である。BBCによると、イランがアジアへ販売する石油の90%を中国が購入しているからである。中国はそれを、加工、転売するので、その影響は世界中に広がる可能性があるということである。
