アサド政権が急速に崩壊に向かう中、イスラエルの最大の懸念は、イランである。
イランのアラグチ外相は、反政府勢力が台頭する中、12月1日(日)、ダマスカスを訪問。アサド大統領と会談。イランは、断固としてアサド政権を支持すると表明していた。
ただ、最新の情報によると、イランが軍司令官たちをシリアから脱出させているとの情報もあり、この約束がどうなったのかはわからない。
いずれにせよ、イスラエルにとっては、イスラエル絶滅を言い続けているイランが、シリアの混乱に乗じて、どう出てくるかが最大の懸念である。
イスラエルは、12月5日(木)、レバノンとシリアを結ぶ。アリダ検問所を空爆した。イランがヒズボラに武器を搬入して、その戦力を復帰させる動きがあるとのこと。
攻撃はかなり激しく、検問所はもはや機能できないとのこと。写真は、シリアの国営メディアによるもの。
イスラエルは、ヒズボラと停戦中ではあるが、ヒズボラに武器が供与される動きがあれば、すべて武力で阻止することを継続すると言っている。
ヒズボラからのイスラエルへのロケット弾はほぼなくなっているが、南レバノンでは、まだロケット弾発射施設が発見され、単発の攻撃の応酬が、まだ時々続く状況にある。IDFはまだ撤退を開始していない。
www.timesofisrael.com/idf-strikes-syria-lebanon-border-crossings-used-by-hezbollah-to-smuggle-arms/