日本で言えば日銀にあたるイスラエル銀行。世界的不況の中でイスラエル経済を良好に保った前総裁スタンレー・フィッシャー氏がこの6月に辞任してから、今にいたるまで、まだ後任が決まっていなかった。
理由は、長年フィッシャー氏の元で副総裁を務め、次期総裁と目されていたカルニット・フラッグ氏(58)が女性だったからである。ネタニヤフ首相とラピード経済相は、これまでにフラッグ氏以外のいろいろな人を指名してきたが、次々に辞退された。
その間、結局フラッグ氏が暫定総裁をつとめ、最終的には結局、同氏が総裁に決まったというわけである。フィッシャー前総裁は、フラッグ氏は才能もあり最適人材が選ばれたと評価した。
イスラエルでは、現在、法務大臣も女性。イスラエルの法律と経済。しきっているのは女性たちである。