イスラエル軍では、10月7日の責任をとってハレヴィ参謀総長は辞任し、新しくザミール参謀総長が就任した。
その後、イスラエル軍は、この2年、戦時下にあって軍の報道官を務めてきたダニエル・ハガリ少将(49)が、数週間後にその役職を解かれると発表した。ハガリ報道官は、報道官を終えるとともに、30年勤続した軍からも退職する。これは、いわば、辞めさせられる形だという。
ハガリ少将は人気のある司令官で、報道官の任期2年が終わった後は、軍で昇格し、報道官になる前は、海軍の作戦部長であったことから、海軍のトップに立つ可能性もあると見られていた。しかし、在職中に、ハマスを殲滅すると言い続ける政府に対し、ハガリ報道官は、ハマスを全部殲滅するのは不可能だと述べ、対立した時期があった。
特にカッツ防衛相はこの件から、ハガリ報道官の昇進に合意しなかったという。また、新しいザミール参謀総長も、これに賛同しているとのこと。
ハガリ報道官は、部下に対し、参謀総長と私は、数週間後に、自分がこの役職を終え、軍からも退職することで合意したと語り、「自分はこの30年、常に国を優先して働いてきた。その姿勢は変わらない。」と語った。
ハガリ報道官は、4人の子供がいる父親である。次にだれが報道官になるかは、まだ発表されていない。
www.timesofisrael.com/idf-spokesman-hagari-to-retire-from-military-in-move-widely-seen-as-dismissal/