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昨日8月8日(金)朝、イスラエルの治安閣議は、ガザ全域を占領することで可決した。イスラエル軍のザミール参謀総長は、この方針に明確な警告と反対を表明していた。しかし、政府の方針が可決されたことを受け、「可能な限り、最善の方法で任務を遂行する」との決意を表明した。
ザミール参謀総長は、「激化する戦争の中で人質の命を守り、部隊兵たちに休養を与えながら、持久力を持久力強化する。イスラエル軍の価値観と精神に従って活動する」と語っている。
www.timesofisrael.com/idf-chief-army-will-carry-out-gaza-city-occupation-plan-in-best-possible-way/
ガザで戦闘中のイスラエル軍:支援物資投入継続中
こうした中でも、イスラエル軍は、ガザのハマス関連のトンネルやインフラの破壊、司令官の殺害を続けている。
昨日から今日にかけての24時間の間に、ガザ南部で複数のトンネルを破壊。ガザ市で反撃に使われていた建物を破壊。ガザ北部では、ベイトハヌーン大隊のムラド・アブ・ジャラド副司令官(事実上のsh0巻)を殺害した。
またイスラム聖戦対戦車ミサイル部隊司令官で、10月7日の襲撃に参加していたモハンマド・ダルダワシを殺害。この他、ロケット弾攻撃や銃撃していた戦闘員複数を殺害した。
この24時間の間に、UAE、ヨルダン、ドイツ、ベルギー、フランスオランダの航空機が、ガザに食料を詰め込んだ箱72個を、地図にあるように、ガザ各地に落下させた。一箱に1トン分が入っているという。
地上では、ガザ市民らが箱に殺到している。一つは建物のベランダに着地したため、人々が殺到。ベランダが崩壊する事故が発生し、子供含む6人が負傷したとのこと。
المشهد أمامكم…
كارثة خلفتها مساعدات الإنزال الجوي في مدينة غزة قبل قليل pic.twitter.com/xM0tftCn3N— أنس الشريف Anas Al-Sharif (@AnasAlSharif0) August 8, 2025
ガザ保健省(ハマス)は、この24時間で子供を含む4人が餓死し、飢餓関係での使者は201人になったと報告している。
www.timesofisrael.com/idf-chief-army-will-carry-out-gaza-city-occupation-plan-in-best-possible-way/
なぜハマスは無くならないのか:消耗戦懸念

(Photo: REUTERS)
ハマスは、すでにシンワルはじめとするトップたちを失い、弱体化もしている。しかしなぜか今も崩壊せず、ガザで最も有力という地位を失っていない。
BBCが報じていたように、まだ給料(金と食料という実物支払い)も供給できており、新たな戦闘員も雇用できている。
Ynetは、ハマスは、いわゆる組織なのではなく、人々の間に深く染み込んでいるものだからと分析している。
ハマスは2007年にガザを掌握してから、トンネルを張り巡らすと同時に、この思想というか、システムを人々にしっかりしみこませているのである。
問題は、そのハマスの目的はイスラエル打倒であり、それがすぐに起こらなくてもかまわないという点である。
ハマスは、初期の部隊による戦闘から、ゲリラ戦を展開している。確かに弱体化はしたが、トンネルの中には、まだまだ武器や経済食料など余力も維持している。
Ynetの記事では、ハマスは、イスラエルを長期戦に引き込み、消耗させようとしているのではないかと分析している。
www.ynetnews.com/magazine/article/r1kd4amole
石のひとりごと
ネタニヤフ首相も言っていたように、イスラエルが戦っている相手はサタニック、サタンの如くに恐ろしい相手である。
これからその闇に踏み込もうとするイスラエル軍の前に、主が立って導いてくださるように祈る。
