ガザを支配するハマスは、地下トンネルを復活させ、表面的にもイスラエルに対する敵意をエスカレートさせている。
国境には、バンカーらしきものができ始めて、南部住民を不安にさせているとのニュースが流れていたが、水曜朝、ガザとイスラエルの間の防護壁で、メンテナンス作業をしていたイスラエル軍兵士が防弾服を外したところを射撃された。兵士は重傷となっている。
イスラエル軍は直ちに激しい砲撃で反撃。ハマスの司令官1人が死亡した。ヤアロン国防相は、「ガザの復興を妨害したくはないが、やられたらやりかえす方針は変わらない。」とコメントしている。
一方、ハマスは、撃ったのはハマスではないと主張。あたかもイスラエルが挑発していると言わんばかりに、「イスラエルは危険な火遊びをしている。」と言っている。これについて、ネタニヤフ首相は、ガザからの攻撃の責任はハマスにあるとの認識を改めて語っている。
ガザからは先週にもイスラエル南部にロケット弾が着弾し、イスラエルは夏の戦争以来初めてとなる空爆を行った。ガザとの戦争は時間の問題との見方が広がる中、イスラエル軍は万が一に備えて、ベエルシェバとネティボットにアイアンドーム(迎撃ミサイル)を配備した。