イスラエル北部で記録的豪雨:ユダの荒野から死海では鉄砲水予想 2024.11.20

Ynet

イスラエルでは、19日(火)、イスラエル北部、ハイファ南部、ジカロン・ハヤアコブ周辺で、4時間で196ミリ(年間雨量の60%)の大雨になり、イスラエル史上最高記録を更新した。

地域では、排水が追いつかず、海岸に近いキブツや、ホフ・ハカルメル高校でも膝を超えるほどの洪水となり、生徒たちは緊急帰宅したとのこと。また、一時、テルアビブとハイファを結ぶ2号線が、数時間、閉鎖され、混乱となった。

続いて、イスラエル中央や低地でも局地的な大雨となり、ユダの荒野と死海では鉄砲水になると予想されている。

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砂漠で乾いている死海への鉄砲水は、エルサレムがあるユダの山々で雨が降った時に、生じる洪水である。エルサレムから流れてくる水は、ゼカリヤ書14:8を思わせる景色である。以下は、4年前の鉄砲水の様子。

石のひとりごと

雨量が新記録とのことだが、景色としては、こうした状況は以前にもあった。いよいよ雨季の冬が到来である。戦争でも、イスラエル国内の日々の暮らしは、相変わらず続いているものだと思いを馳せている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。