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ガザ攻撃は避けるべきとの声
3月1日(土)に、ガザでの停戦第一段階が終了して以来、第二段階(イスラエル軍完全撤退)への以降を主張するハマスと、第一段階を延長して人質解放を主張するイスラエルの交渉は、ストップした状態にある。
アメリカがイスラエル抜きで、アメリカ人人質を解放させようとハマスにコンタクトすると言った動きもあったが、これもうまくいっていない。もはや、イスラエルがガザへの攻撃を再開する可能性が高いと見られている。
こうした中、3月8日(土)安息日明けのテルアビブ人質広場では、今戦闘を再開されたら、今も生きているとみられる24人の人質は、死ぬしかないと、戦闘ではなく、交渉を必死に訴える大群衆のデモが行われた。
ハマスとイスラエルお互い譲歩なるか:カタールで交渉へ
その背後で、ハマスが、カイロへ代表団を派遣。エジプトとの対話の中で、第二段階について、イスラエルと交渉してもよいと匂わせたもようである。また、未確認ながら、ラマダンが終わるまで第一段階を延長することについても可能性があるようなことを言ったという情報も出た。
すると、イスラエルが、アメリカが支持する仲介国から招かれたとして、ハマスに対する交渉代表団を明日月曜、カタールの首都ドーハへ派遣すると発表した。
Times of Israelによると、これまで代表を務めてきたロネン・バル氏ではなく、別の人物が派遣されるとのこと。名前はまだ明らかにはされていない。
これに合わせ、アメリカのウィトコフ中東特使が今週、ドーハ入りすることになっている。
ウィトコフ特使は、第一段階をラマダンと過越が終るまで42日間延長し、その始まりと終わりに残っている人質59人(生死どちらも)全員を解放することを提案している。
イスラエルはこれに同意する立場である。
このドーハでの交渉が頓挫した場合に備え、イスラエルはすでに、ガザでの攻撃計画を準備していると伝えられている。