1年間で戦死者を700人以上も出す最悪の事態ではあるが、イスラエルの人口は増加を続けており、今年990万人を突破した。
イスラエルの総人口は、76年前の1948年5月14日に、ベングリオンが独立宣言をした時は、約60万人だった。その後、さまざまな戦争を乗り越え、今もまた非常に難しい戦争に直面しているが、昨年からだけで、18万9000人が増えて、約990万人となった。来年の独立記念日までに1000万人を超えると推測されている。
しかし、増えたのではあるが、増加率は、1.9%で、前年度2.3%より減少していた。また移民者数は、前年度は7万9000人だったので、今年は半分になったということである。
中央統計局によると、新生児は19万6000人で死者は6万人。新移民は3万7000人。さらに海外にいたイスラエル人で戻ってきた人が13万7000人にのぼるとみられている。
総人口のうち、73.2%にあたる724万7000人がユダヤ人で、21.1%にあたる208万9000人がアラブ人である。ユダヤ人は昨年度より0.03%減少したが、アラブ人は、0.01%増加していた。その他、総人口の5.7%にあたる56万4000人はキリスト教徒や無宗教などの人となっている・
www.timesofisrael.com/israels-population-ticks-toward-10-million-milestone-as-it-marks-76-years/
Jewish Virtual Libraryによると、2024年1月1日のデータで、世界に住むユダヤ人は、1678万3100人。
今も最も多くユダヤ人が住んでいるのは、アメリカで、全体の44.7%にあたる750万人となっている。イスラエルは、その次で、42.8%の742万7000人。
これ以降はほぼ横並びに2.9%周辺で、フランスの44万人。カナダの39万8000人、イギリスの31万2000人などとなっている。注目のロシアには、13万2000人。ウクライナは、3万3000人である。