イスラエルに進出する中国 2014.4.22

躍進を続ける中国経済。近々ニューヨーク株式市場に、中国のインターネット販売の会社アリババが上場するとして注目されている。アリババの市場は、アマゾンとヤフーを足したものよりまだ大きい。

その中国が、イスラエルのIT関連の会社を中心に買収を進めているという
(日経アジアレビューhttp://asia.nikkei.com/Business/Deals/Chinese-buying-Israeli-firms-seeking-new-tech)

これはトップレベルのIT技術が中国に流れていることを意味する。イスラエルの早期警戒レーダーシステムの会社が中国に売却されようとしたところ、アメリカが反対し、この取引は中止された。以後、武器関連会社の販売についてはアメリカに報告することになっている。

<急増する中国人旅行者>www.haaretz.com/news/national/1.582152

今イスラエル政府が注目しているのが中国人の旅行者。イスラエルの観光省は、今年中の中国からの旅行者は60%増えて4万人に達すると推測している。

ハアレツ紙の記事によると、中国人旅行者は、お土産は抜きにして、ホテルやレストランで一日平均286ドル使うという。当然、これは世界一。観光省は、ツアーガイドを増やすなどして中国人旅行者の勧誘に全力をあげる方針。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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