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イスラエルがイラン攻撃「ライオンの雄叫び作戦」開始
2月26日(木)の交渉が終わった翌日27日(金)、トランプ大統領は、イランの出方に不満を表明したと報じられた。同時に、在イスラエル米大使のハッカビー氏が、大使館職員にイスラエルを出たいと思う人は、“今日中に”と伝えたことで、緊張が高まりを見せていた。
2月28日(土)朝8時(日本時間15時)ごろ、イスラエル軍は、レバノン南部のヒズボラのトンネルへの大規模な攻撃を実施。その後、カッツ国防相が、「イスラエルへの脅威を取り除くため」として、イランへの先制攻撃を開始したと発表した。
イランの首都テヘランでは、空爆の様子が伝えられた。標的は、イランの大統領官邸、政府高官宅など政府関係施設や軍事施設だった。しかし、午後になり、ペゼシュキアン大統領は無事であることを発表している。
Israel attacks Tehran pic.twitter.com/O4pToFlvR2
— Ali Hashem علي هاشم (@Alihashem) February 28, 2026
その後、攻撃はテヘランだけにとどまらず、イスファハン、カラジ、ケルマンシャーなどでも爆発音が聞かれている。
イスラエル軍は、イラン市民に、軍施設周辺から避難するよう警告。
イスラエルの諜報機関モサドは、テレグラムを通じて、ペルシャ語で、「共にイランの栄光を取り戻そう」とイラン市民に向けて発信した。
全国的に激しいサイバー攻撃も行われているもようである。イラン国内のインターネットは、ほぼ全面的に遮断されている。
アメリカが攻撃に加わっている事が確認されたのは、イスラエルのテヘランへの攻撃が始まってから約1時間後。アメリカ軍は、空爆と海上からの攻撃も行っている。アメリカはこの作戦を「壮絶な怒り作戦」と命名している。
トランプ大統領は、攻撃はイスラエルと数ヶ月にわたって計画していたものだと述べ、アメリカとイスラエルは同じところに立っていると表明した。
アメリカの情報筋によると、今の攻撃は初期段階とされ、4日間続く見通しとのこと。早朝から攻撃したのは、イラン人にとっての予想外を狙ったものだったとトランプ大統領は言っている。
攻撃の目標について、元IDF諜報のアモス・ヤディン氏は、イラン政権と軍事体制の弱体化だと語る。この攻撃で、イランにもっと謙った態度で核交渉に戻るよう促すことも考えられるが、同時に、打倒政権を訴えるイラン市民への後押しの提供にもなっていると分析している。
イラン指揮下にあるヒズボラは、開戦前にイスラエルがかなり攻撃していたせいか、今のところ、まだ攻撃には出ていない。
イエメンのフーシ派は、輸送路やイスラエルに対するドローン攻撃の再開を警告している。今夜にも開始する可能性がある。
イスラエルに断続的ミサイル攻撃
イスラエルでは、テルアビブ周辺を中心に、ネゲブ、北部、エルサレムでも空襲警報や、危機接近アラームが断続的に続いている。着弾予想は、西岸地区のパレスチナ人居住地にも広がっている。
ベン・グリオン空港では、すべての便が中止となった。ルフトハンザなど海外便は、少なくとも3月7日まで乗り入れを中止すると発表している。
イスラエル軍関係者によると、午後1時(日本時間20時)の時点で、少なくとも40発の弾道ミサイルが、イスラエルに向かって発射されたとのこと。新型ミサイルも検出されている。
人々は、シェルターから出ないよう、指示されている。病院では、外来と手術も中止され、入院患者で家に帰れない人は地下病棟へ移動した。
www.timesofisrael.com/liveblog-february-28-2026/
イスラエル軍の動き:予備役2万人を徴兵
イスラエル軍は、空軍、海軍の増強のほか、国境付近に地上部隊を派遣している。現在、地上部隊の大規模な増強、特殊部隊隊員の呼び出しなどを行っているとのこと。
ミサイル攻撃に備えた、約10の救援部隊も含まれており、あらゆる状況に対応しようとしている様子である。
