イスタンブールで暴力的なデモ 2013.6.1

31日夜から、トルコの首都イスタンブールで、数千人の若者が反エルドアン首相デモを起こし、警察と暴力的な衝突に発展している。今日で二日目。政府側は催涙弾などと使って沈静化をはかっているが、まだおさまる気配はない。

デモのきっかけは、政府が、町の中心にあるタクシン広場の木を伐採したことからだった。これに先立ち、国会は、酔っぱらいをなくす目的で、夜10時から朝の6時まで、アルコールの販売並びに飲酒を禁止する法令を出していたため、若者の政府への反発が爆発したもの。

若者たちは、「エルドアン首相は、独裁者のように勝手になんでも決めてしまう。イスラムを政治に取り入れるな」と、反エルドアン首相、反政府のスローガンをさけんでいる。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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