31日夜から、トルコの首都イスタンブールで、数千人の若者が反エルドアン首相デモを起こし、警察と暴力的な衝突に発展している。今日で二日目。政府側は催涙弾などと使って沈静化をはかっているが、まだおさまる気配はない。
デモのきっかけは、政府が、町の中心にあるタクシン広場の木を伐採したことからだった。これに先立ち、国会は、酔っぱらいをなくす目的で、夜10時から朝の6時まで、アルコールの販売並びに飲酒を禁止する法令を出していたため、若者の政府への反発が爆発したもの。
若者たちは、「エルドアン首相は、独裁者のように勝手になんでも決めてしまう。イスラムを政治に取り入れるな」と、反エルドアン首相、反政府のスローガンをさけんでいる。