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アメリカがイスラエル上空防衛強化:対イラン
イスラエルはイランから181発のミサイル攻撃を受けた後、2週間になる。どう反撃すべきか、アメリカと協議を進めているとみられ、まだ攻撃には至っていない。
そうした中、アメリカは、13日(日)、イスラエルにミサイル防衛システムTHAADとそれを操作指導する米兵100人を派遣することを発表した。
イスラエルのイラン攻撃に対する反撃に備え、イスラエルの防空を強化し、イスラエルとそこに住む米国人を守るためとしている。
THAADは、パトリオットを補強したもので、射程は150キロから200キロで迎撃できる。発射装置6台、迎撃ミサイル発射48台、無線やレーダー装置という大きなシステムで、操作には95人が必要になる。どこに配置されるかは無論不明である。
プーチン大統領は欧米に対抗する新世界秩序構築を表明:ロシアがイランと協力確認
このニュースが出る数日前、トルクメニスタンでは、時代と文明、平和構築などを話し合う国際フォーラムが行われていた。このフォーラムで11日(日)ロシアのプーチン大統領と、イランのペゼシュキアン大統領と、中東情勢について協議をしていた。
イランは、2022年、ウクライナと戦うロシアに、ドローン17億ドル分を供給する約束をするという恩を売っている。アメリカによると、イランは、ドローンだけでなく、短距離弾道ミサイルも供給しているとみられている。
タス通信が伝えたところによると、会談中、プーチン大統領は、中東情勢においては、イランに近いと表明し、ペデシュキアン大統領は、これを受け入れたと述べたとのこと。
プーチン大統領は、このフォーラムにおいて、西側に対抗する新世界秩序を構築すると発表していた。
トルコがロシア・イラン・シリアの協力を訴え:エゼキエル戦争への気配進む
イランに対し、非常に対抗的な立場を続けているトルコのエルドアン大統領は、11日(土)、イスラエルが最近シリアへの攻撃も行っていることについて、質問された際、ロシア、シリア、イランはシリア領土のためにより効果的な対策をとるべきだと述べた。
ロシア、シリア、イラン、トルコと、名前が連なっているが、これらは、聖書のエゼキエル書38章に、イスラエルに、“あらしの様に”攻め込んで勃発する戦争、いわゆるエゼキエル戦争に名があがっている国々である。また一歩その気配を感じる様相になってきたかもしれない。
なお、エゼキエル書38-39章によると、この戦争の日、イスラエルには大地震があり、天地がひっくり返ることで、イスラエルに攻めてくる者たちが、この大災害に巻き込まれる。加えて同志うちになる。さらには、疫病が蔓延し、豪雨や天変地異で、攻めてきた者たちは大きな被害を受け、イスラエルは生き残って勝つことになる。
その様子に世界が、イスラエルは確かにその罪にために、敵の手に渡されたが、その後、神が彼らをあわれむと書いてある通りになったことを見て、イスラエル自身も世界もこの神の存在を知るようになるとのことである。
聖書のエゼキエル書38-39章を参照のこと。