アメリカのイスラエルへの関税は15% 2025.78.1

US President Donald Trump, right, meets Prime Minister Benjamin Netanyahu in the White House, July 8, 2025. (Avi Ohayon/GPO)

トランプ大統領は、各国との相互関税について交渉をしていたが、まだ大統領署名をしていなかった。本日になり、ようやく70カ国分について、署名を終えた。新たな関税は、8月7日に発動となる。

新しく発動される関税の最高はシリアの41%で、最低はイギリスなどの10%。日本を含む半数以上の国は15%で、イスラエルも15%が課されることになる。4月の時点では17%だったので、2%下がったことになる。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/us-imposes-15-tariff-on-goods-from-israel-as-part-of-sweeping-new-trade-policy/

アメリカのイスラエルに対する貿易赤字は、約340億ドル。イスラエルからアメリカへの輸出は約200億ドルだが、アメリカからイスラエルへの輸出は約130億ドルとのこと。

しかし、アメリカの関税は、サービス業には適応されない。このため、イスラエルがアメリカに輸出している主要産業である、ソフトウエア開発技術や、サイバーセキュリティ、研究コンサルなどには全く影響が出ない。

今回の15%の関税は、イスラエルにはあまり影響がないようである。

www.ynetnews.com/business/article/h1bjppfdge

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。