アメリカ仲介ロシアとウクライナの交渉:捕虜交換成立も大きな進展なし 2026.2.7

Members of the US, Russian and Ukrainian delegations attend the second round of trilateral talks in Abu Dhabi. Photograph: UAE ministry of foreign affairs/Reuters

ロシアが、2022年2月にウクライナへの侵攻を開始してからもうすぐ丸4年になる。ゼレンスキー大統領によると、ウクライナ軍の戦死者は5万5000人。ロシア軍の戦死者も25万人とも言われている。市民の死者を入れると死者数はもっと多い。

この戦争は終わらせなければならない。先のダボス会議で、両国は、アメリカの仲介で停戦に向けた交渉を行うことで合意した。

ちょうど同じころ、新STARTの期限が近づき、アメリカとロシアが、新たな条約を見出せないまま、2月5日(木)失効したが、この間、アメリカとロシアは、ウクライナ問題でも交渉を行っていた。

交渉は、UAEの首都アブダビで行われていた。ロシアとウクライナの代表が、アメリカのウィトコフ特使とクシュナー顧問が仲介で、交渉を進めた。しかし、領土問題では、どちらも譲歩できず、折り合いは見えていない。

交渉中、一時、ロシアが攻撃を停止した期間があったが、ロシアは、再びウクライナの発電施設などへの攻撃を再開した。

首都キエフでは、気温マイナス20度の中、1100棟以上のアパートが停電しているという。ウクライナでは発電所の修理にチームが駆け回っている。

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こうした中、人質交換では合意に至り、2月5日(木)、5ヶ月ぶりに、ウクライナは、2024年8月にロシア領クルスクに侵攻した際に拘束していたロシア兵157人とウクライナ出身ロシア人3人の計160人をロシアに引き渡した。

これに対し、ロシアからは、ウクライナ兵150人が引き渡された。兵士たちは、低体重になっている者や、深刻な心理状況にある者もいると表明している。

領土問題について、先はまだ全く見えない中、交渉は終了となった。

しかし、その後、NATOの米軍トップと、ロシア軍のトップが加わり、両者は交渉を続ける方向で合意したとのこと。

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ウィトコフ特使は、この後、イランとの交渉に向かったとみられる。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。