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アメリカとイランの危険な睨み合い
イランでは、トランプ大統領いわく、イラン政府が、予定していたデモ隊800人の処刑を思いとどまったとことを受けて、とりあえずは、軍事介入をしない方向になったと伝えられている。

(photo credit: Office of the Iranian Supreme Leader/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS)
しかし、その後、イラン最高指導者ハメネイ師(87)が、トランプ大統領を犯罪者だと非難。決して許さないといった声明を出した。
これに対し、トランプ大統領は、「ハメネイはそろそろ引き時では」と述べ、ハメネイ師の暗殺に出るのではないかとの憶測が飛んだ。
ハメネイ師は87歳と高齢であるため、すでに自身で次の指導者を指名しているとの報道も出ていた。トランプ大統領はそのことを指した可能性もあった。
しかし、イランのペゼシュキアン大統領は、もしアメリカが、ハメネイ師に手出ししたら、全面戦争になると表明した。トランプ大統領は、「すべてのオプションはまだテーブルの上だ。アメリカ軍基地を攻撃したら、イランは、非常に厳しい事態になる」と言い返した。
www.jpost.com/middle-east/iran-news/article-883639

(photo credit: REUTERS/MIKE BLAKE)
いずれにしても、アメリカは、いつでもイランを攻撃できる配置になっていることは事実である。
アメリカ軍の空母USSアブラハム・リンカーン(写真)が、駆逐艦2隻を伴い、もうすぐ中東の米中央司令部の領域に到達する。
またF15戦闘機12機がヨルダンに到着し、配備された。アメリカの戦闘機はさらに地域に向かっているとのこと。
もしアメリカとイランが戦闘になれば、イスラエルにイランからのサイルの雨が降ることになる。その準備が十分でないとの報道もあり、そのために、ネタニヤフ首相がトランプ大統領に、イラン攻撃を控えるように求めたとの分析もある。
www.jpost.com/middle-east/article-883766
なおイスラエルには、1月18日(日)、3機の最新ステルス戦闘機F35が到着。これで、イスラエルに現存するF35は、全部で48機となった。
この3機は、イスラエルが発注している50機のうちの最初の3機だった。ただこれは以前からの計画であり、イラン対策ではないとのこと。
なお、イスラエルは、この他に、2024年にもF35を25機発注しており、これについては、2028年から納入されることになっている。
イラン国内の様子
イランの反政府デモは鎮圧されたような様相で、治安部隊が、テヘランや各地で、厳しい監視体制をとっている。逮捕者は続いているとのこと。
人権活動家通信社の報告としてBBCが伝えたところによると、確認された死者は3300人で、確認中が4380件。逮捕者は、2万4266人に達したとのこと。しかし、実際の数字はもっと多いと予想されている。
イランからは、黒い袋に入れられた遺体が、膨大な数で並べられ、遺族がそこから娘や息子の遺体を探しだし、近くに埋葬する様子も見られている。
BBCによると、イラン政府は、遺体の返還に際し大金を要求しているとのこと。
イラン国内では、1月8日から今もまだ、インターネットが遮断されたままである。再開される見通しは立っていない。
市民は、プライベートネットワークを利用して様々なアプリにアクセスしていたとのこと。しかし、政権は、それらも遮断し、ブラックホール状態になり、電話もできないという。
世界諸国にいるイラン人たちは、イラン国内にいる家族と連絡が取れなくなっており、不安に陥っている。
このようにインターネットを政府が閉鎖することが可能なシステムは、ロシアと中国で使われており、イラン政府が同様のシステムにしようとしているとみられている。
www.bbc.com/news/articles/cg5gegrdq3go
こうした中、1月18日(日)、イラン国営放送がハッキングされ、パーレビ前皇太子が登場して、人々に反政府デモを続けるようにと呼びかけていた。Xへの投稿ではそれを見た市民が興奮する様子もある。
🔴 BREAKING
The Iranian regime state TV was just HACKED.
Pro Reza Pahlavi videos were shown on the screen along with a message for armed forces to defect. pic.twitter.com/HwQ6MAuPEh
— Throwback Iranian 🇮🇷 (@Tarikh_football) January 18, 2026
www.ynetnews.com/article/sjubhxjrwg
石のひとりごと
イランは後進国ではない。日本と同じような技術で生活レベルもそう変わりない。その人々が今、この状態である。日本での平和な日々が当たり前でないことを実感する毎日である。
それにしても、トランプ大統領はまさに、世界を振り回す大王みたいである。ロシアとウクライナの件、中国との対立、ベネズエラ攻撃に続いて、イランでこの様子である。
さらには、グリーンランド獲得を主張し、全ヨーロッパから大反発を受けている。前からの予定だったそうだが、このタイミングで、ヨーロッパ諸国の軍が、グリーンランドで共同軍事訓練を行なっている。
トランプ大統領は、各地での緊張において、関税を武器として使い、反発は倍増。世界は混乱に混乱である。トランプ大統領は、いったい何者なのだろうかと思う。
全てを知っておられ、全てを支配しておられる主に目と耳を向ける日々である。
