アメリカとイスラエルの空軍が合同演習:イランへの攻撃警告か 2025.3.7

Israeli Air Force F-15I and F-35I fighter jets fly alongside a US B-52 bomber during a drill on March 4, 2025. (Israel Defense Forces)

イランの核兵器開発が進んでいるとの懸念が広がる中、イスラエルとアメリカがテヘランの核施設を攻撃する可能性が出る中、3月4日(火)、イスラエルとアメリカの空軍は、合同演習を行った。

演習には、アメリカのB52爆撃機と、イスラエルのF15,F35の戦闘機が参加していた。イランに警告するメッセージが込められていたとみられている。

イランは、ロシアと軍事関係を拡大しており、この1月には、プーチン大統領が、イランのペセシュキアン大統領をモスクワに招いて、20年間の戦略的パートナーシップに署名していた。

その背景の中で、ウクライナ問題への取り組みロシアを非難しないトランプ大統領をプーチン大統領が評価し、核兵器に関するアメリカとイランの交渉を仲介すると言いはじめている。

これをアメリカがどう対処するかだが、イスラエルとしては、アメリカが、イランとの交渉ではなく、攻撃の方に動くことを期待している。

どこにおいても、トランプ大統領が、鍵的な存在になっていることに驚かされる。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。