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しつこいイエメンからの攻撃
イエメンのフーシ派は、約1週間を経て、1月9日(木)夜、イスラエルに向けてドローン計3機を発射した。最初のドローンは、イスラエル軍のヘリコプターが、会場で撃墜して、被害はなかったが、国内から市民が見えるところにまでせまっていた。
Footage shows the interception of an apparent Houthi drone over southern Israel this evening.
The drone was shot down by Israeli Air Force helicopters. pic.twitter.com/Ji0rsS6zuQ
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) January 9, 2025
米英軍とイスラエルのフーシ派への攻撃
この翌日10日(金)、米英軍が、イエメンのフーシ派への攻撃を実施した。
この日、イエメンの首都、サナアでは、イスラムの金曜の祈りの後、膨大な大群衆が、イエメン、イラン、ヒズボラなどの旗を振りながら、攻撃を続けるアメリカと、イギリス、ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの反発を叫んだ。
その上空へイスラエル軍戦闘機20機が到来し、首都サナアに近い主要な港、ホデイダ港を空爆してほぼ無力化した他、アル・イサ港と、サナアの主要な発電所も空爆して破壊していった。爆撃は50発と伝えられている。
イスラエルからイエメンへは、2000キロあるが、戦闘機に空輸機も同伴して、空中での空輸も可能になっている。もはや距離は問題ではないということである。米英軍の攻撃と同時攻撃だったが、イスラエル軍は、共同作戦ではなかったと言っている。
イスラエル軍によると、ガザでの戦争が始まってから、フーシ派が、イスラエルに向けて発射したドローンは320機、弾道ミサイルは40発にのぼっている。
そのほとんどは迎撃されたが、昨年12月に弾道ミサイルがテルビブの学校に着弾。ドローンが着弾して死傷者が出たケースが2件あった。
www.timesofisrael.com/army-says-trio-of-suspected-houthi-drones-downed-ending-short-lived-lull/
カッツ防衛相がフーシ派指導者に倍返しを警告
イスラエル軍はこれまでからも、何回か同様の攻撃を行ってきたが、今回の攻撃の後、カッツ防衛相は、映像つきで、イエメンのテロ組織、フーシ派の指導者、アブデル・マリク・アル・フーシへ直接のメッセージを表明した。
カッツ防衛相は、イスラエルに反発するデモに参加していた人々は、上空を飛ぶイスラエル空軍を見ただろうと述べ、イスラエルはどこへでも、だれにでも攻撃すると述べた。またイスラエルを攻撃する者には、倍の仕返しをすると、文字通り倍返しを警告した。
しかし、フーシ派の背後にはイランがおり、フーシ派は、国が攻撃されることにそれほど痛みを感じていない様子もある。Ynetは、逆にフーシ派の反撃を懸念するとしている。