アメリカがシリアのイラン関係地点を攻撃 2023.10.28

攻撃されたイラクのアル・アサード航空基地(アメリカ海兵隊航空基地)Ain al-Asad air base in the western Anbar desert, Iraq, December 29, 2019. (AP /Nasser Nasser, File)
Washington, October 19, 2023. (Cliff Owen/AP)

この繊細な時期の26日、アメリカが、シリア東部に位置するイラン革命軍関係地点2カ所に向けて、戦闘機F15とF16による攻撃を実施したとオースティン米国防相が発表した。

ターゲットは、イラン革命軍の武器弾薬貯蔵施設で、これによる人的被害は出ていなもようである。

アメリカ国防省によると、10月17日から、シリアとイラクにあるアメリカ軍基地が、少なくとも19回、イランのドローンによる攻撃を受けていた。これらの攻撃で、アメリカ軍協力者一人が心臓発作を起こして死亡。アメリカ兵21人が、軽傷を負っていた。

攻撃実施後、バイデン大統領は、イランに対し、「アメリカはこれを黙って受け入れない。イランはアメリカ手出しするべきでない。」とイランを牽制する声明を発表している。

www.timesofisrael.com/us-strikes-syria-sites-used-by-iran-its-proxies-after-attacks-on-american-troops/

アメリカはこの一件と、ハマスとイスラエルの戦争とは関連がないと主張している。

edition.cnn.com/2023/10/26/politics/us-strikes-facilities-syria/index.html

石のひとりごと

今回、アメリカは、イスラエルの立場をよく理解し、イスラエルと共に立つと言っている。聖書には以下のような言葉があるのを思い出す。イスラエルと共に立つことで、アメリカがだんだん、争いに引き入れられているような気がする。
*注:前後関係やコンテクストとは関係なく、こどばの表現のみへの注目したということ

その日、わたしはエルサレムを、すべての国々の民にとって重い石とする。すべてそれをかつぐ者は、ひどく傷を受ける。地のすべての国々は、それに向かって集まって来よう。(エゼキエル12:2)

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。