イスラエルの国防省は、12月28日(日)、ラファエル社が開発した高出力レーザー迎撃ミサイル、アイアンビームを軍に納入したと発表した。今後量産され、いよいよ実戦で使うことができるようになるということである。
これまでにイスラエルが使ってきた迎撃ミサイルは、アイアンドームや、ダビデの投げ縄、アローシステムなどである。これらは、イスラエルの防衛に大きく貢献してきたが、問題は、その費用が高すぎる点であった。
敵が放つミサイルやドローンは、比較的安価であるのに対し、これらの迎撃ミサイルで発射されるミサイルは、それらよりはるかに高価なので、イスラエルは、それで防衛はできても、アンバランスに経済的負担を強いられる形であった。

しかし、このアイアン・ビームは、物理的な迎撃ミサイルではなく、高出力レーザーなので、1発数百円レベルで、敵のミサイルを迎撃することができる。
今後、防衛費を格段に抑えることができる。弾丸が消費し尽くしてなくなる心配もない。
これまでの戦争のルールを変える可能性があるとも言われている。しかし、今のところ、アイアン・ビームが、これまでの迎撃ミサイルに取って代わるというものではなく、補助として導入される。
アイアンビームは、2014年に初めて公開され、以来、開発が続けられ、2025年12月1日にIDFへの引き渡しが予定され、今回、それが実現した形である。
なお、アイアンビームは、別名、「オル・エイタン(エイタンの光)」とも呼ばれている。2024年10月にレバノン南部で戦死した、エイタン・オスター大尉(22)の父親が、このシステムの開発チームの一員だったことからである。
