イスラエルを亡き者にすると言っているイランだが、そのイランに協力して金をもらうという闇バイトのような、イスラエル人スパイがまた2人摘発、逮捕された。
逮捕されたのは、ロッドに住んでいるラファエル・グリエフ(32)とその妻ララ(32)であった。2人は、治安部隊のあとをつけて、その自宅や車などの写真やビデオをイラン当局に
驚いたことに、グリエフは、アゼルバイジャンからイスラエルへ移住する際に、すでにイランのスパイの一因として移住していた。グリエフがイラン工作員と接触を始めたのは2021年からとみられている。
妻の協力も得ながら、テルアビブの諜報機関モサドや、イスラエル国家治安研究し(INSS)に所属すする研究員の情報を収集していた。特にINSSのある女性研究員の情報を集めていたとのことだが、その仕事で、1日に600ドル(約12万円)を稼いでいた。
日本の闇バイドのように、連絡は高度に暗号化されたアプリを使っていたようである。
グリエフは、またイラン指導者に変わって、イスラエル国内で暗殺を遂行する人物の捜索も行っていた。その他イスラエル国内の電力会社、テルアビブの公共防空壕、ガザの人質の写真など様々な写真などをイランに送っていた。
グリエフ夫妻が、検挙された時点でイランから受け取った給与は2万6000ドル(約400万円)。安易に稼げることから、誘惑に負けたと言っているとのこと。
www.ynetnews.com/article/hk1leemwyg
また2人が摘発された数時間後、テルアビブ近郊のブネイ・ブラックに住む、アシェル・ビニヤミン・ワイスを逮捕した。ワイスは、ある科学者の写真や映像を撮影し、東エルサレム在住で、その科学者を暗殺する使命を受けていた人物に送っていた。
その人物は先月、イランへのスパイ容疑で逮捕されたイスラエル人(ユダヤ人)7人(19-23歳)のうちの一人だった。
mtolive.net/闇バイト!?イスラエル人7人がイランに雇われて/
日本での闇バイトもどきのスパイ行為が、イスラエルの若者の間で広がっている。それがイスラエルを滅ぼそうとするイランによるものなのであり、今特に緊張が高まっている時なので、事態は深刻である。
このイランによる闇バイトがどこまでどう広がっているのか、すぐれたIT技術を持つイスラエルがどう摘発していくのか、注目される。