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ベイルート攻撃後イランのハメネイ師が最高国家安全保障会議
イランのイスラム最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師は、28日夕方、イスラエルがベイルートで大規模な空爆を行ったあと、テヘランの自宅で最高レベルの国家安全保障会議を開催した。(イラン当局の話としてニューヨークタイムスによる情報)
ペデシュキアン大統領もおり、イスラエルの攻撃を「明白な戦争犯罪だ」と述べ、アリ・ラリジャニ最高指導者顧問は、「超えてはならない一線を超えた」と述べた。ラリジャニ顧問は、「イスラエルがいくら暗殺しても代わりがいる。」とイラン国営テレビに語っていたとのこと。
在レバノンのイラン大使館は、この攻撃を、危険なエスカレートだと述べ、イスラエルは適切な処罰を受けることになるだろうとXに投稿。イラン外務省は、この攻撃はイスラエルによる戦争犯罪であり、イスラエルとアメリカがその責任を負うとの声明を出した。
アメリカは、イスラエル空軍機がベイルートの空爆に向かっているその途上で、イスラエルから連絡を受けたとのことで、事前にアメリカが加わっていたわけではないと言っている。
ナスララ党首の代わりはいるのか?
ハッサン・ナスララ党首は、ヒズボラの創設者ではない。前任者は、アッバス・アル・ムサウィで、1992年にイスラエルによって、暗殺されたあと、その指導者となり、ヒズボラを32年間導いてきた。
もし今、ナスララ党首が死亡していた場合、だれが代わりになるのかについては、その従兄弟にあたる、ハシム・サフィ・アル・ディンの名前が上がっている。
アメリカは、サフィ・アル・ディンを2017年に国際テロリストに認定している。最近のヒズボラ司令官暗殺の葬儀で、「イスラエルは、泣き叫ぶことになる」としっかり、イスラエルへの憎しみを表明していた人物である。
しかし、レバノンに詳しいエキスパートによると、ヒズボラはこの1年でかなり武器を消費したことに加えて、イスラエルが今、間髪入れずに、次々と幹部の暗殺と、ロケット弾やミサイル、武器の破壊を続けているので、打撃は、復帰ができないほどに大きいのではないかとも考えられるとのこと。
www.timesofisrael.com/hezbollah-has-lost-its-leader-before-would-it-manage-without-nasrallah/