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ギデオンの戦車作戦2:予備役6万人を新たに招集開始

ネタニヤフ首相が、ガザを制圧すると発表。10月7日に、ガザ市への攻撃を開始するとして、100万人ともみられる避難民たちには、それまでに南部へ避難するよう呼びかけている。
昨日、国防省とイスラエル軍のザミール参謀総長は、この作戦を「ギデオンの戦車2」として承認したと発表した。
これを受けて、今すでに従軍している予備役兵に加えて、8月20日(水)から、新たに、6万人の徴兵が開始された。
www.timesofisrael.com/liveblog_entry/katz-approves-military-plans-for-gaza-city-offensive/
全員が一度に招集されるのではなく、段階を追って順次招集される。またただちに最前線に派遣されるのではなく、後部戦線の隊員との交代などから始まっていくとのこと。
しかし、昨日、ハマスは、エジプトとカタールによる仲介で、60日間の停戦と生存する人質20人のうち10人にと遺体18人を解放するという交渉に合意したとの発表があった。
イスラエルは、基本的に人質は全員一度に解放すべきとしており、上記のように、ガザへの攻撃準備を行なっている。しかし、ハマスとの交渉を否定したわけではなく、現在、ハマスの出している条件を詳しく検証しているとのこと。
人質家族も、次回解放があるなら、全員一度にと要求している。しかし、たとえ半分でも奪回するチャンスがあるなら、それを無にすることは、倫理上の問題になるのではないかとの論議も出ている。
しかし、その場合は、後に残る10人の解放は、少なくとも60日は遠ざかることになる。誰が先で誰が後なのか、これもまた非常に繊細な問題である。
万が一、この交渉にイスラエルが合意する場合は、今準備中のガザ攻撃作戦は中止、または延期になるとみられる。
www.israelnationalnews.com/news/413558
ガザ人質6人が殺されてから1年目:エルサレムの十字架の谷で集会
8月19日(火)、ガザのラファでの戦闘の中、その地下トンネルの中で人質6人が殺害されてから1年を覚える集会が行われた。
ハーシュ・ゴールドバーグ=ポリン、カーメル・ガット、エデン・イェルシャルミ、アルモグ・サルシ、オル・ダニノ、アレックス・ルバノフの6人である。
家族たちは、失われた家族がまだいないことが信じられないと語っている。また、まだガザに残っている人質50人のために、戦い続けなければならないとも語っていた。
בסיום אזכרתו של הירש גולדברג פולין, מאות פתחו בשירת "אחינו כל בית ישראל" בקריאה להשבת החטופים@GLZRadio pic.twitter.com/mzcEejVCtD
— נועם נקש || Noam Nakash (@nakash_noam) August 19, 2025
石のひとりごと
この6人の遺体が保護されてから、もう1年になる。しかし、ガザには、まだ人質が50人とりのこされたままだ。
加えて、イスラエルはまだ6万人もの予備役兵を徴兵して、戦争に向かおうとしている。1年経った今もまだ、息子たちを戦場に送り出さなければならないのである。
こんなことはだれも思いもしなかったこと、だれひとり望んでいなかったことである。主よ。もう十分です。というユダヤ人たちの声が聞こえてくるようである。
