ラファ激戦でイスラエル兵1人死亡 2024.5.16

南部ラファでは、先週7日に、イスラエル軍が初めて、検問所のガザ側に入って、その地域を制覇してから約1週間になる。脱出した避難民は、ラファにいた約140-150万人中、45万人、アルジャジーラはその後、最新情報として60万人と報じている。

メディアでは、人がいない市街地にイスラエル軍の戦車が入ったと伝えている。

ラファ南東部では、戦闘状態になっており、ハアレツは、ハマス戦闘員数十人が死亡したと伝えている。また、Times of Israelによると、ハマスの訓練場とみられる施設に、イスラエル軍車両と見られるものが発見されている。

www.haaretz.com/haaretz-explains/2024-05-08/ty-article/.premium/what-is-the-rafah-border-crossing/0000018f-5767-d922-a5af-776f5f070000

ラファでは、13日、国連のインド人スタッフ一人が、ラファから、カンユニスのヨーロッパ系の病院に向かっていた時に、イスラエルの攻撃で死亡したと伝えられていた。もう一人も負傷したとのこと。

www.bbc.com/japanese/articles/c51n1j1843zo

IDF

しかし、14日には、銃を担いで武装したパレスチナ人集団が、UNRWAの物流センターで、明らかにUNと書いてある車両に近くにいるところを発見。

UNRWAに普通に武装組織がいるとイスラエルは、問題提起した。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/idf-drone-footage-shows-palestinian-gunmen-inside-unrwa-logistics-center-in-rafah/

こうした中、14日朝、ラファでの戦闘において、初めてとなる戦死者が出た。死亡したのは、アイラ・ヤイル・ギスパン軍曹(19)

www.timesofisrael.com/soldier-killed-in-south-gaza-fighting-in-first-israeli-fatality-of-rafah-offensive/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。