9日夜、ユダヤ教はラグ・バ・オメルを祝う日であった。チュニジアのジュルバにある伝統的な、エル・ガリバ・シナゴーグでは、ユダヤ人5000人がこの日を祝って礼拝に来ていた。
その集団に向かってチュニジアの海軍将校が、中を乱射するテロが発生。ユダヤ人2人が死亡した。一人は、イスラエル国籍だがチュニジアとの二重国籍を持つアビエル・ハダッドさん(30)と、そのいとこで、フランス国籍ビジネスマンのベンジャミン・ハダッドさん(42)。
この他、警備員も1人死亡。4人が負傷した。
テロリストは、チュニジア海軍将校だった。シナゴーグに乱射し始めたことを受けて、シナゴーグ付きの警備員が反応し、射殺した。以下はその時に混乱するシナゴーグの様子。
Un video difundido por el grupo "Moked Bitajon" (Centro de seguridad) sugiere un posible atentado en la Sinagoga Elgariba en Djerba, en Túnez, durante las celebracionesde Lag Baomer. El caso está siendo investigado por la policía en el lugar. Moked Bitajon pic.twitter.com/5dRRqiWR1z
— Elías Levy Benarroch (@eliaslevyb) May 9, 2023
このシナゴーグでのラグ・バ・オメルの祝いは、2500年前から続けられているとも言われ、非常に美しいシナゴーグの建物は19世紀のものとのこと。この日はフランスやイスラエルはじめ、世界からユダヤ人が集まってくる日だった。
このシナゴーグは、2002年にもアルカイダによる爆破テロで20人(14人はドイツ人旅行者)が死亡するという大惨事を経験していた。