ガザで一時の静けさ・南部から北部へ帰るガザ市民とイスラエル軍と衝突も:エジプトからガザへ帰宅するガザ市民 2023.11.25

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休戦で北部へ帰ろうとするガザ市民

ガザでは、昨日朝7時から、イスラエルの攻撃が停止している。以下は国境から移動するイスラエル戦車隊。

こうした中、北部から南部へ避難していたガザの人々が、一斉に家財道具をもって、北部へ戻ろうとした。

イスラエルは、休戦期間が終われば、直ちにハマス滅亡への戦闘を再開させると言っている。北部にまたガザの民間人がもどれば、また犠牲者が増えてしまう。

イスラエル軍は、北部へはもどらないように伝えるビラをまいたが、ガザの人々を止められなかった。どうしても人々の北部への移動を止めるため、イスラエル軍が武力を使い、2人が死亡。11人が負傷したという報告もある。(イスラエル軍はノーコメント)

しかし、結局、少なくとも数千人が北部へ戻ったとみられてる。

これについて、ハマスが、南部へ避難していた数十万人に対し、今北部へもどるように奨励していたという情報もある。

ハマスは、市民たちが、北部から南部へ避難しようとしていた時に、それを妨害しただけでなく、殺害したケースもあった。人々を盾にすることに問題を感じていない。

しかし、上記のような発言をみると、ガザの人々がただもう疲れて、家に帰りたいと思っているというのも理解に難くない。。

ガザへガソリン車4台と人道支援物資搬入

戦闘が停止して静けさが戻っているガザだが、その分、破壊の膨大さや、ホームレスになっている人々の悲惨さが、より悲惨にみえるようでもある。

昨日、捕虜の交換がはじまった午後4時から、ガソリンのタンカー4台が、昨日中にガザへ入ったとのこと。人道支援物資の大量の搬入も始まっていくと思われる。

エジプトからガザへ戻るパレスチナ人たち

エジプトとのラファ検問所が開いたことを受けて、ガザの外へ出稼ぎに行っていて家にもどれなかった、パレスチナ人たちが、ガザへ戻る様子も伝えられている。

ガザでまた戦争になることはわかっているが、とにかく家族に会いたい、自宅がどうなっているのか見たいと言っている。

石のひとりごと

南部へ避難していたガザの市民たちが、とにかく自宅に戻りたいと言っている素朴な様子。理解できる。たぶん、自分でもそう思うかもしれない。危険などどうでもいいから、とにかく疲れた、家に帰りたいと言っているのである。

なんとも心苦しい思いだ。彼らはハマスではない。普通に生活できればそれでよい、わたしたちと同じ、ただ普通の市民なのだ。

ここからどう動いていくのだろうか。先が見えない中、ただ主が全ての人をあわれんで、最善の決着をと思う。ただ祈るのみである。

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。