”ハッサン・ナスララは、もう2度と世界でテロをすることができなくなった”IDF
イスラエル軍は、28日(土)、11:15(日本時間17:15)、正式にヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ党首が、他の幹部たちととも死亡したと正式に発表した。
ヒズボラからは、まだ死亡を認める声明は出ていない。しかし、ベイルート攻撃から、ナスらら党首と連絡が取れなくなっているとのこと。
ヒズボラは、1980年代に設立され、イランの支援でレバノンの政治や社会にも関わって、レバノンでその地位を確立していた。
しかし、基本的には、イスラエルを、亡き者にするというイランの目標をかかげるテロ組織である。
ナスララ党首は、前任者、アッバス・アル・ムサウィがイスラエル軍に暗殺されたあと、1992年に、35歳でヒズボラの最高指導者となり、ヒズボラを32年間導いてきた。
この間に、ナスララは、ヒズボラを世界最強ともいえるテロ組織に育て上げた。今、ナスララ党首なしで、この膨大な組織を束ね上げることは困難ではないかとみられている。
また、イスラエル軍によると、ヒズボラはナスララだけでなく、今や多数の幹部を失っている。
また昨夜の攻撃で、ベイルートにあった6つの武器庫が破壊されたことで、数十発の地対艦ミサイルが破壊された。
ヒズボラは、射程200キロある中国製ミサイル、イラン製ミサイルを保有しているが、これらも失われた可能性がある。
イスラエル軍のハレビ参謀総長は声明を出し、「イスラエルは、国とその市民に脅威をもたらす者はだれでも、イスラエル軍が対処すると述べ、これが終わりではないと強調した。