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BRICS23-24日で首脳たちロシアに集合
ブリンケン米国務長官が、イスラエルに到着した22日(火)、中国、イラン含むグルーバルサウスなどの国々が、ロシア中部のタタルスタン、その中心都市カザンに集まり始めた。
23日から24日まで、BRICS首脳会議が行われるためである。
BRICSは、その頭文字のごとく、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国。
今回は、この5カ国に新たに加わった4カ国、イラン、エジプト、UAE(アラブ首長国連邦)、エチオピアも加わって、初めての9カ国での開催となった。
この9カ国の総人口は、35億9000万人となり、世界人口の約45%を占めている。
また、今回は、これに合わせて、トルコを含む36カ国が参加する会議も行われる。このうち22カ国は首脳級の人物が出席する。国連のグテーレス事務総長も招かれている。
ロシアで開催される国際会議としては、ウクライナとの戦争が始まってから、最大規模であり、歴史的にも意義のある会議になるとみられている。
ロシアは、欧米から制裁措置に置かれており、その首脳であるプーチン大統領は、国際司法裁判所から逮捕状が出ていて、ロシアの外に出たら逮捕される立場にある。
そんなことには構わず、ロシアとの関係を求める国がいるということを、アピールした形である。
イランの大統領も参加で首脳たちと個別階段予定
また大きな問題は、イランが加わっていることである。会議では、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席に並んで、イランのペゼシュキアン大統領も演説が予定されている。
ペデシュキアン大統領は、会議中、上記3カ国首脳と、インドのモティ首相とそれぞれ、個別会議をするという。明らかにこれまでの欧米中心の国際社会に挑戦する様相である。
www3.nhk.or.jp/news/html/20241022/k10014615751000.html
しかし、現時点においては、加盟国に中には、ロシアのウクライナ侵攻に反対意見を持っている国もある。またグルーバルサウスに服編まれる多くの国々は、経済的な理由だけでこの会議に参加している国も多いとみられている。
しかし、それでもロシアと中国が共に立っていることで、欧米中心の世界秩序とは違う、“あるべき”世界秩序の可能性をアピールしたとニューヨークタイムスは報じている。
www.nytimes.com/2024/10/22/world/asia/putin-brics-summit-xi-modi.html