2023年10月7日から600日経過:必死の交渉は続く 2025.5.28

At David Ben Gurion's Tomb (Photo: Razi Yahel)

2023年10月7日から600日経過

5月28日(水)早朝6時半、イスラエル人たちは、全国各地で、2023年10月7日のハマスの襲撃から600日経過したことを覚えた。

以下は、イスラエル外務省によるクリップ。ハマスは10月7日を繰り返すと言っていると訴えている。

イスラエル各地では、人々が手を繋いでラインを作ったり、上空から見えるように、まだ人質になったままの58人(生存は20人?)を覚えていた。

テルアビブでは、人質家族たちが、アヤロン高速道路を封鎖して、政府に人質解放優先を訴えた。

www.ynetnews.com/article/h1v4gx4zex#autoplay

人質交渉は続いている

人質に関する交渉は、なかなか合意にいたらないのだが、関係者は諦めずに交渉を続けている。

イスラエルの代表を務める、モサドのバルネア長官と、ダーマー戦略大臣は、ワシントンを訪問中で、アメリカから仲介にあたっている、ウィトコフ特使と会談する予定である。

交渉は、人質何人(遺体何体)を解放するかわりに、何日の停戦を受け入れるか否かといった数字のやりとりと、それをどのように実施するのかの交渉である。今の所、大きな進展はない。

www.timesofisrael.com/barnea-dermer-reportedly-set-to-meet-witkoff-amid-efforts-to-secure-hostage-deal/

石のひとりごと

イスラエル人たちは、本当に同胞のことを自分ごとのように考えている。日本なら、1年以上になればなおのこと、ここまで人質のことを考える人はもういないのではないか。日本だけでなく、おそらく、他の国々も似たようなものだろう。

こういう国民性は、イスラエルだけではないかと思う。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。